移行中の知識
講評
Design Critique
定義
講評(design critique)とは、制作物や途中案を、brief、制作意図、context、観察できる結果、既知の原理や制約に照らして記述・比較し、次の判断へ使える指摘や観察を作る評価活動です。単に「好き / 嫌い」「良い / 悪い」を表明することや、権威者が正解を決めることではありません。制作途中のpeer critique、self-critique、reviewなども、何を観察し、どの判断基準で相対評価するかが明確なら同じ役割を持ちます。
実例
実際の場面で考える
同じ概念を異なる制作文脈へ持ち込み、何を観察して判断するかを見る。
service landing page
LPの複数案を講評する
見るポイント
A案は写真が強い、B案は文字が大きいという感想だけで終わらず、briefで優先したmessage、visual hierarchy、CTAの発見性、mobileでのreflowなどを分けて観察し、どの案がどの条件を満たしているか比較する。
campaign poster
自分のposter案をself-critiqueする
見るポイント
完成度の高いrenderを見て満足する前に、主題、copy、figure-ground、visual weight、referenceとの距離、出力sizeなどを言葉で確認する。気に入っている要素でも目的を阻害しているなら変更候補として扱う。
注意
誤解しやすい点
- critiqueを制作者の好みや人格を評価する場にする。
- 「もっと目立たせる」「高級にする」のような評価語だけを指摘として渡し、何を観察し何を変えるかへ分解しない。
- 多数決やsenior designerの好みを判断基準の代わりにし、briefやcontextとの関係を確認しない。
- 最終発表の採点だけをcritiqueと考え、制作途中の比較・self-evaluationへ使わない。
関連
関連する概念
出典