移行中の知識
デザインリサーチ
Design Research
定義
デザインリサーチ(design research)とは、制作判断を仮定だけで進めないために、対象、利用状況、content、precedent、文化・技術的なcontext、制約などについて情報を集め、観察し、比較・分析して、problem framingや案の生成・評価へ使える理解を作る調査活動です。既存資料を調べるdesk / secondary research、precedentの分析、現場観察、interviewなどは目的に応じて使う方法であり、design researchをuser interviewだけと同義にはしません。学術研究と重なる方法を使う場合はありますが、Design Labでは実制作の問いと判断へ戻る範囲を扱います。
実例
実際の場面で考える
同じ概念を異なる制作文脈へ持ち込み、何を観察して判断するかを見る。
local business website
店舗サイトを作る前に状況を調べる
見るポイント
clientの要望だけで構成を決めず、現在のmenu・予約方法・営業時間・現地signage・既存写真・検索時に必要な情報・同業サイトのprecedentなどを確認する。集めた情報を並べるだけでなく、何が不足し何が利用者の判断に効くかを整理してbriefやinformation structureへ戻す。
campaign / identity exploration
visual referenceをprecedentとして分析する
見るポイント
reference画像を「好きな雰囲気」として集めるだけでなく、composition、type、image treatment、media、historical / cultural context、どの問題へ応答した表現かを分けて観察する。見た目をコピーするのではなく、自分のbriefへ持ち帰れる判断軸を抽出する。
注意
誤解しやすい点
- design researchをuser interviewやsurveyだけの名称にする。
- reference画像を大量に保存すること自体をresearch完了と考え、何を比較・分析したかを言語化しない。
- 調査量を増やすほどdesign qualityが上がると考え、制作判断へ使わない情報を集め続ける。
- 一つの競合例や利用者発言を、そのまま対象者全体へ一般化する。
関連
関連する概念
出典