移行中の知識
問題設定
Problem Framing
定義
問題設定(problem framing)とは、最初に与えられた要望や症状をそのままsolution taskとして受け取らず、調査で得た情報、対象、目的、制約、影響範囲を整理して「このprojectでは何を解く・伝える問題として扱うか」を定め直す活動です。design briefはその時点のchallengeや条件を共有するartifactになりえますが、problem framingは何をproblemとして切り出すかを考える行為そのものを指します。framingは制作中の発見によって更新されることがあります。
実例
実際の場面で考える
同じ概念を異なる制作文脈へ持ち込み、何を観察して判断するかを見る。
local business website redesign
「サイトを今っぽくしたい」を捉え直す
見るポイント
見た目の古さだけをproblemと決めず、店舗情報が探しにくい、写真が現在のサービスを表していない、予約導線が分断されている等を調べる。何を主problemとして扱うかを定めた上で、visual refreshが必要な範囲と情報設計の問題を分ける。
campaign landing page review
「文字を大きくする」をsolutionから問いへ戻す
見るポイント
clientから「見出しをもっと大きく」と言われた時、単にfont-sizeを上げる前に、何が読まれていないのか、visual hierarchy・copy・imageとの競合・mobileでのfirst viewのどこに問題があるかを確認する。必要ならproblemを「主要messageが識別できない」と捉え直して複数solutionを比較する。
注意
誤解しやすい点
- clientや課題文に書かれたsolution requestを、そのままproblem definitionだと扱う。
- problemを抽象化し続けて制作判断へ戻れない大きさにし、projectのscopeや制約を失う。
- framingを一度決めたら変更してはいけない前提にし、researchやprototypeから得た反証を無視する。
- 問題を言い換えること自体を目的にし、何を判断できるようになったかを確認しない。
関連
関連する概念
出典