移行中の知識
クロマ
Chroma
定義
クロマ(chroma)とは、ある色の色みの強さを、同じように照明された白・灰色などの無彩色領域がどの程度明るく見えるかとの比として判断する色外観属性です。CIEではsaturationとは別概念です。LCHやOKLCHではCとして扱われますが、color spaceごとに数値範囲や知覚的一様性は異なるため、異なるspaceのC値を直接比較しません。
関連
対比すると分かりやすい概念
実例
実際の場面で考える
同じ概念を異なる制作文脈へ持ち込み、何を観察して判断するかを見る。
SaaSの主要ボタンと補助要素
アクセント色の強さ
見るポイント
同じ色相系統でも、主要操作は比較的高いクロマ、補助的な面やbadgeは低いクロマにするなど、色みの強さで競合を調整する。明度差まで同時に大きく変えていないか確認する。
ランディングページのsection背景
大きな背景面の色み
見るポイント
小さなaccentで成立した強い色をそのまま大面積へ広げず、クロマを調整して周囲の文字・画像との競合を見る。色相を変えずに色みの強さを比較する。
理解
理解のポイント
- context-freeな色と感情の研究では、高いsaturation / chromaに高いarousalやpowerなどとの対応傾向が報告されているが、両概念を同一視せず、特定デザインでの心理効果を保証するものとして扱わない。
注意
誤解しやすい点
- saturationとchromaを、color appearance上も完全な同義語として扱う。
- OKLCHとCIE LCHなど異なるcolor spaceのchroma値を同じ尺度として直接比較する。
- クロマを上げれば文字やUIのアクセシビリティも自動的に向上すると考え、relative luminanceやcontrast ratioを見ない。
- 高クロマほど常に「良い」「若い」「楽しい」など、一つの評価語へ固定する。
関連
関連する概念
出典