移行中の知識
アプロプリエーション
Appropriation
定義
アプロプリエーション(appropriation)とは、既存の画像、物、記号、ideaなどを意図的に借用、複製、改変、再配置し、別の文脈で意味を組み替える芸術的・デザイン的な戦略です。単にreferenceを見て影響を受けることとは異なり、既存materialそのものを作品や表現の一部として扱います。
実例
実際の場面で考える
同じ概念を異なる制作文脈へ持ち込み、何を観察して判断するかを見る。
Campaign visual
既存広告の形式を批評的に引用する
見るポイント
よく知られた広告・package・campaignの画像や構成を実際に取り込む場合、何が元materialとして残り、copy・配置・組み合わせをどう変えたことで元の消費文脈との関係が生まれるかを確認する。単に似たlayoutを作っただけなのか、元sourceを認識できることが表現上の意味になっているのかを分ける。
Exhibition microsite
archive画像を現代展示へ再文脈化する
見るポイント
archive画像やhistorical symbolをKVへ組み込む時、元objectのcreator・date・provenance・使用contextを確認した上で、crop、juxtaposition、copyによって何を新しく読ませているかを見る。recontextualizationという表現上の分類と、利用許諾・著作権・cultural appropriation等の判断は別に確認する。
注意
誤解しやすい点
- moodboardでreferenceを集める行為をすべてappropriationと呼ぶ。
- 既存素材を使うこと自体が自動的に批評的意味を持つと考える。
- 芸術上のappropriationという分類を、著作権や利用許諾が不要である根拠にする。
- 芸術上のappropriationという制作戦略とcultural appropriationの社会的評価を同一概念にする。後者ではsource community、歴史、power relation等のcontextを別に確認する。
関連
関連する概念
出典