移行中の知識
抽象
Abstraction
定義
抽象(abstraction)とは、現実の物や場面をそのまま再現することから距離を取り、線、形、色、明暗、構造などの視覚要素そのものを前面に出す表現です。単に情報量を減らすことやminimalにすることとは別で、何をどの程度現実の対象から離して扱うかを見る概念です。
関連
対比すると分かりやすい概念
実例
実際の場面で考える
同じ概念を異なる制作文脈へ持ち込み、何を観察して判断するかを見る。
Webサイトのキービジュアル
製品写真と抽象Heroを比較する
見るポイント
製品そのものを見せる写真案と、曲線・色面・光のグラデーションだけでテーマを表す抽象案を比べる。具体的な形・使用状況・scaleの情報をどこまで残すか、代わりに色やmovementなどどのformal elementを前面に出すかを見て、何を伝えるための抽象化かを判断する。
identity / campaign graphic
同じsubjectを段階的に抽象化する
見るポイント
葉や波など一つのsubjectを、写真、簡略化したsilhouette、幾何形へ置き換えた案を並べる。detailを減らした量だけでなく、対象のrecognition、motifとしての再利用性、別の意味へ読まれる可能性がどこで変わるかを観察し、必要な抽象度を選ぶ。
注意
誤解しやすい点
- 抽象を「意味がない」「何も描いていない」と同義にする。
- 抽象をminimalismや単純化と同じ意味で扱う。
- 抽象度が高いほど洗練されていると品質評価へ変換する。
関連
関連する概念
出典