移行中の知識
新奇性
Novelty
定義
新奇性(novelty)とは、あるデザインが既知の例や期待と比べて、どの程度新しく・見慣れないものとして知覚されるかという性質です。奇抜さや使いにくさと同義ではなく、カテゴリらしさを保ちながら新しさを感じさせる場合もあります。典型性とは緊張関係を持ちますが、単純な一軸の反対語として扱いません。
関連
対比すると分かりやすい概念
実例
実際の場面で考える
同じ概念を異なる制作文脈へ持ち込み、何を観察して判断するかを見る。
競合の多いオンラインストア
ECの商品カード表現
見るポイント
cardの基本構造は商品一覧として理解できる範囲に保ちつつ、画像の見せ方やhover表現、typographyで新奇性を作る。カテゴリ理解を壊す変更と、見た目の新しさを分けて評価する。
コンテンツ量の多いWebサービス
新しいnavigation pattern
見るポイント
既存のnavigationと違う構造を採用する時、「新しいから良い」とせず、利用者が目的地を予測できるかを確認する。新奇性が価値を生む箇所と、学習コストだけを増やす箇所を分ける。
理解
理解のポイント
- product design研究ではnoveltyとtypicalityがそれぞれaesthetic preferenceへ関係し、両者の組み合わせが重要になることが示されている。
注意
誤解しやすい点
- 新奇性を最大化すれば差別化と魅力が自動的に高まると考える。
- 見慣れないだけの構造や操作を「革新的」と評価し、理解・学習コストを無視する。
- 典型性が低いことと新奇性が高いことを常に同じ状態として扱う。
関連
関連する概念
出典