移行中の知識
行間
Line Height
定義
行間(line height)とは、連続する行どうしの垂直方向の間隔に関わる組版条件です。伝統的な組版のleadingと密接に関係しますが、デジタル組版のline heightと同一の実装概念として扱いません。文字サイズ、書体、行長、言語、段落の密度などと組み合わさって読み進めやすさや行のまとまり方に影響します。広ければ常に読みやすいわけではなく、狭すぎても広すぎても行を追いにくくなりえます。
実例
実際の場面で考える
同じ概念を異なる制作文脈へ持ち込み、何を観察して判断するかを見る。
PCとモバイルの読み物
長文記事の本文
見るポイント
本文の行間を文字サイズだけで決めず、実際の行長と段落量を見ながら調整する。行同士が接近して見える場合と、離れすぎて段落のまとまりが弱くなる場合の両方を確認する。
業務用データテーブル
密度の高い表のセル
見るポイント
長文本文と同じ広い行間をそのまま適用せず、複数行セルの判読性と行の対応関係を保てる範囲で密度を調整する。
理解
理解のポイント
- 行同士の分離とまとまりの感じ方を変え、読み進めやすさに影響しうるが、適切な値は書体・行長・言語・用途に依存する。
注意
誤解しやすい点
- WCAG 1.4.12の「1.5倍」を、すべての本文で著者が設定すべき推奨行間と解釈する。同基準はユーザーがその値へ変更しても内容や機能が失われないことを求めている。
- 行間を広げるほど可読性が単調に向上すると考える。
観察
見比べて確かめる
関連
関連する概念
出典